そろそろ、ジャガイモの花が咲き出す頃になりました。

ジャガイモの原産地は、南米アンデス産地です。

コロンブスがアメリカ大陸を発見して、ジャガイモはヨーロパへ運ばれていきました。

当時のヨーロッパで人々は、聖書に書かれていない植物を口にすることをためらいました。

そして、ジャガイモの芋ではなく、地上部の茎や葉を食べてしまったという事件が起こったようです。

こうなると、人々はジャガイモを「悪魔の食べ物」と烙印を押してしまいました。

「悪魔の植物」であるジャガイモは観賞用として栽培されるようになりました。

フランス王妃、マリーアントワネットはじゃがいもの花を愛でたようです。

「ベルサイユのばら」ではなく「プチ・トリアノンのジャガイモの花」とタイトルをつけるべきでしょうか。

その後、ヨーロッパでは冷涼な気候で痩せた土地でも栽培できるジャガイモは広く普及していきました。

イギリス　ウィズレーガーデン内のレストランで、ジャガイモで作られた「ジャケット・ポテト」は最もイギリスらしい食べ物として人気です。

今ではイギリスの人たちは、ジャガイモが大好きです。