甑島には
「里麓武家屋敷通り」があります。
ここは、江戸時代武士が住む屋敷がありました。
浜に流れ着いた丸い石で
家を囲む石垣を巡らせてあります。
石垣の上や、石の間から
カノコユリが茎を立てていました。
 

石垣は古いものと見えます。
江戸時代のものでしょうか？？
その石垣から出ているユリは
いつからここにいるのでしょうか？
眺めていると
多くの疑問があふれてきます。

島の人の話では
「新しい住宅には、カノコユリが出ていない。」
と聞きました。
そうですねぇ。
新しい家には
種が落ち着いて
育つ環境が整っていません。
いづれ
新しい石に木の葉が溜まり
腐食してきたら
落ちてきた種が芽を出し
茎が育ち
花を咲かせることでしょう。
長い時間が必要ですね。