ユリブログ
ヤマユリ 斑入り ブログにアップしなかったユリ
2023年 8月 17日
今シーズン中に意図して
ブログにアップしなかったユリ
が
いくつかあります。
こんなユリも存在しますよ。
と
いう意味でアップします。
(販売はできません。)
以前からお伝えしているように
ユリの変異種は種を播くことで
同じ変異を出すことはできません。
そのような場合は
おしべの花粉を包む葯を
培養します。
つぼみが3㎝程度のサイズで
培養するので
花糸、めしべも
一緒に培養します。
すると
変異を再現できます。
再現といいますが
完全なコピーにならないこともあります。
ここで見ていただく
葉に斑が入るユリは
元の個体の葉色を完全に
コピーはできませんでした。
おそらく
環境によっては
同じ斑入りの葉を作ることは
可能になるかもしれません。



上の写真は
昨年、植替えを土で行い
比較的
日差しが強く入る場所で栽培しました。

こちらは
川沿いの木陰に置きました。
日差しは一番上の3枚に比べ
弱いと思います。
そして
培土は山砂です。
山砂に植えて3年目。
冬にリン酸値の高い化学肥料を
砂の上に置いています。



こちらの3枚は
日差しが強め
土に植え替えた
ヤマユリ 斑入りの花


こちらの2枚は
山砂に植えてある
ヤマユリ 斑入りの花になります。
土に植え替えてある葉の方が
斑入りの状態が
はっきりと出ていると思います。
山砂に植えてある方は
葉色がぼけていると感じます。
状態が同じ出ないので
比較することは
できませんが
見た目が判断基準になりますね。
斑という現象は
劣勢遺伝なので
強い光に当たると
消えてしまうことがあります。
なので
日陰で栽培することが大事だと
思ってきました。
今シーズンを比較すると
日光に当たることを
そんなに恐れなくとも良い
と感じます。
ヤマユリ 斑入りは
以前に
葯培養を依頼されて
培地にカビが発生し
処分するように依頼されましたが
もったいなくて
許可をいただき
栽培してきました。
培地にカビが発生しても
球根に何ら問題は
ありません。
土に植えると育ちます。
培養において
カビは
どうしても発生してしまうものです。
ガーデンでは
6月と12月に
培地を新しくします。
6月から9月は
カビの発生が起きやすい時期です。
五領ヶ台ガーデンで栽培している
日本固有・自生のユリ、外国のユリの
情報を発信しています。
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