ユリ紹介

2020年開花したベニスジ
1本に15輪の蕾を付けました。
2020年の蕾を使って行った葯培養でできた球根体です。

Scientific name

Lilium auratum Lindley
var.rubrovittatum Duchartre 1870

Japanese name

ヤマユリ ベニスジ

ヤマユリの花色変異種にあたります。ヤマユリの自生地に、10年に1回程度咲く事がある豪華な花です。清水基夫氏は著書「日本のユリ」の中でベニスジヤマユリを「ヤマユリの中でもっとも美しいものです。」と述べています。この後の記述には、「耐病性が低いのが欠点です。」とありますが、栽培している現場では耐病性が低いと感じることはありません。
花色変異種は、種子を播種して栽培しても同じ色の花を咲かせることはできません。球根の鱗片を栄養繁殖する方法が一般的です。しかし、五領ヶ台ガーデンでは葯を培養して保存に努めています。
葯とは、雄しべの一部で花粉を作る袋状の器官を言います。早ければ6ヶ月、遅いと1年間の時間が必要です。葯だけでなく、雌しべからも同様の個体を作ることができます。
気温が高くなると花の紅色が薄くなったり、紅色の幅が狭くなることがあります。どの時点の温度が問題であるかを調べていますが難しい問題です。
2020年は萌芽から開花まで、風通しの良い樹の下に置いたベニスジが最も色濃く咲きました。五領ヶ台ガーデンのベニスジは、横須賀市で見つけたものを葯培養で維持しています。
2022年は、6月後半より気温が高く五領ヶ台ガーデンで栽培する横須賀市産のベニスジは平塚では紅色の幅が狭くなってしまいました。
高冷地では、ベニスジらしい発色が見られました。
長野県産ベニスジの発色は、横須賀市産のベニスジとは色が違うと感じます。また、気温が高くても紅色がベニスジらしく咲きます。


 

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